これからの経営者の必読書「プロフェッショナルマネジャー」紹介

プロフェッショナルマネジャー

本著は、58四半期連続で増益をしたハロルド・ジェニーン氏の著作。彼が今までに経営する上でやってきたことが、全て書かれています。

僕は、とある事情で某会社の経営に携わることなったのですが、経営について無知に近かったこともあり、頼りになりそうな本を探していた時に出会ったのが本書でした。紹介させてください。

58四半期連続で増益にした経営者によりビジネス書

僕はハロルド・ジェニーン氏のことは全く知りませんでした。ただ、58四半期も連続で増益にした経営者は、どれぐらいいるのでしょうか?世界広しといえども、少ないのはわかります。そんな彼が書いた経営に関する本なのですから、ためにならないはずはありません。

経営者やこれからのリーダー、ビジネスマンは読んだ方がいいのは間違いありません。本著の帯を書いているファーストリテイリングの柳井氏は、このように述べています。

「これが私の最高の教科書だ」

これだけでも良書だということはすぐにわかります。

会計畑の人間だからこその数字の見方

ハロルド・ジェニーン氏はもともと「会計畑の人間」です。だからこそ、一般的な経営者よりも数字に対して非常に厳しく、分析能力も違います。

例えば、とある事業の今期の収益が4000万円だったとしましょう。前期が3000万円だったとしたら、事業は継続させようとしますし、さらに収益を増やすために設備投資も考えます。僕の空っぽな脳みそでもそれぐらいのことはわかります。

しかし彼は違います。4000万円という数字を徹底的に分析します。

単純に数字を見ているだけでは経営者としては二流

先ほどの例で言えば、4000万円の収益の構成を分析します。いくつものパターンが考えられますね。

  • 2000万円+2000万円=4000万円
  • 2000万円+3000万円−1000万円=4000万円

後者なら「−1000万円」になっている箇所をさらに分析し、改善できるのならすべきです。うまく行けば、5000万円の収益になるかもしれませんし、もっと上を行く可能性だってあります。

財務諸表を観れる知識はあったとしても、細かい分析をする人は少ないのではないでしょうか?経営者でもロクに見ていない人もいるぐらいですからね。やはり、ビジネスマンなら最低でも財務諸表ぐらいは見れるようになるべきですね。

「リーダーシップとは何か」を教えてくれる書

ハロルド・ジェニーン氏は、リーダーシップも持ち合わせている人物です。本書を読む限りでは、正直に言って一緒に働きたくないタイプの人物ではありますが、経営・増益という点に限っては何の文句もつけようがないぐらいに素晴らしい人物です。

会社を成長させていきたいのなら、従業員と上司の関係性は重要です。でも、「仲良くしていけばいい」なんてこともないのは、ビジネスマンとして働いている人ならわかっているはず。企業としての目標を立てて、そこに進めていくのが経営者の務めです。嫌な人だと思われても、企業として正しい道なら進んでいくべきですし、それがリーダーです。

時には冷酷さも必要とされるリーダーシップ。これからの経営者は、彼から学ぶものがあるはずです。

ハロルド・ジェニーン氏が唱える「三行の経営論」

本著の序盤に、「三行の経営論」が書かれています。

本を読む時は、初めから終わりへと読む

ビジネスの経営はそれとは逆だ

終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ

彼が言いたいことは、この三行に凝縮されていると言ってもいいぐらいです。仕事のできる人って、ゴールから逆算して計画を立てていきますよね。それがどんなに小さな仕事だとしてもです。

結論を出して、そこまで論理的に考えて道筋を立てていく。数学的な脳を持っている人に多いような気がしますね。ハロルド・ジェニーン氏もこのタイプの人物ではありますが、それにしても群を抜いています。それは、本書を読み進めていくとわかります。

全てを真似ることはできませんが、自分でもできそうなところは真似をしていきたいです。

経営者・これからのリーダーに読んで欲しい本

本書・プロフェッショナルマネジャーは、かなり重厚な内容で分厚い本書ですが、スラスラと読めるタイプの本です。これから経営学を勉強したいのなら、まずは理論ではなく、本書を読むことをオススメします。もちろん、経営者の方も、これからリーダーとして周りを引っ張っていく方も、これから起業する方にもお勧めできます。

経営とはなんたるものなのか、経営者に求められる資質とはなんなのか。今まで経営について無知だった僕にも伝わりました。どうぞ、手にお取りください。